導入施設ご紹介

福岡県久留米市の『久留米大学 内分泌代謝内科』をご紹介いたします。
教授の山田研太郎先生にお話を伺ってきました。

>> 久留米大学 内分泌代謝内科
http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/endo/index.html



Q、クッキーテストを始められたきっかけは?


A、原納優先生からの紹介です。糖質だけでなく脂質の動態もみられる点に注目しました。


Q、クッキーミールテストは実際にどのように行われていますか?


A、研究的要素としては食後高血糖と食後高脂血症の検討です。 他に,処方した糖尿病治療薬がその患者さんに合っているかをみる際にも使っています。 実際にクッキーテストを使ってαグルコシダーゼ阻害薬やDPP-4阻害薬の効果をみたりしています。 検査項目は血糖,インスリン,中性脂肪などです。検査項目は目的に応じて増やします。 また患者さんだけでなく,健常者にも行っています。


Q、健常者にも負荷試験を行われているのは何故でしょうか?


A、消化管ホルモンの分泌などについて研究するためです。クッキーテストは糖質と脂肪を含むので,通常の食事に近い反応がえられます。

『クッキーテスト』が病気の判定だけでなく、病気の進行または病気への進展防止に役立てることができるということを実感することが出来ました。